10月の中国繊維品輸出/衣類が3カ月連続プラス/紡織品の伸び減速

2020年11月13日(Fri曜日) 午後1時19分

 【上海支局】中国海関総署がこのほど発表した貿易速報によると、紡織品(紡績糸や生地、ホームテキスタイルなど)と衣類(服飾雑貨含む)を合わせた2020年10月の中国繊維品輸出は、前年同月に比べ10・7%増の248億ドルだった。海外での新型コロナウイルスの感染拡大を受けた、マスクを含む紡織品の伸びが減速した。衣類は3カ月連続で前年同月水準を超えた。

 うち紡織品は116億ドルで、15・7%増えた。伸び率は9月に比べ20・1ポイントも縮小した。

 衣類は131億ドルで6・6%増えた。年初から続いた前年同月割れからプラスに転じた8月以来、3カ月連続で前年同月を上回った。伸び率は9月に比べ、0・4ポイント拡大した。

 20年1~10月の繊維品輸出は、2406億ドルで9・5%増えた。うち紡織品は31・9%増の1296億ドル、衣類は8・6%減の1110億ドル。

〈輸出11・4%増〉

 中国の20年10月輸出は前年同月に比べ11・4%増の2371億ドルだった。5カ月連続で前年同月を上回った。伸び率は9月から2・5ポイント拡大し、19年3月以来最大の伸びとなった。マスクなど防疫物資の伸びが鈍化したが、玩具や衣類などの労働集約型産業が持ち直していることを反映した。

 国・地域別輸出は、最大のASEAN地域と米国、日本がそれぞれ7・3%、22・5%、5・7%増えた。欧州連合は7・1%減った。