ごえんぼう

2020年11月19日(Thu曜日)

 若い頃に、無気力で無関心で無責任な「三無主義」と呼ばれた世代だ。もちろん自らそう称したのではない。多分、学生運動に明け暮れた先輩たちが、「今どきの若者は」的な感覚でレッテルを張ったのだろう▼一説によると人類は、少なくとも2600年前から「今どきの若者は」と嘆いてきた。若者を、自分たちが若かった頃より劣っていると感じるのは、代々受け継がれてきた“習性”なのだそうだ▼ということは、現在の若者たちにも不本意なレッテルが貼られているはずだが、あまり見聞きしない。それどころか、ミレニアル世代などと、実におしゃれな呼称が与えられている▼ネットでその世代の特徴を調べると、価値観が幅広い、柔軟性が高い、経験欲が強い――とかっこいい。そうであれば世界の未来は明るいが、なぜ急に若者を良く言うようになったのか。「今どきの大人が立派だから」と誰か褒めてくれないものか。