担当者に聞く ユニフォーム最前線 (10)

2020年11月19日(Thu曜日)

ニーズの変化に素早く対応  一村産業 繊維第2部長  竹内弘二 氏

 ――ユニフォーム向け生地販売の状況は。

 上半期(2020年4~9月)は前年同期比減収となりました。用途別では新型コロナウイルス禍の影響が大きいサービスユニフォーム向けが苦戦したものの、メディカル向けで客先との取り組みが実を結び伸長しました。ワークウエア分野は一部に下半期にずれ込んだものもありましたが、新商品への採用が進むなど堅調でした。

 商品面ではストレッチ性の高い生地が引き続き好調です。当社のストレッチ素材の「ラクストリーマ」は20%以上の伸度も実現し、採用が広がっています。夏向けにはラクストリーマに、高通気性の「アミド」や「アミド2」の機能を加えたものが好評です。

  ――新型コロナ感染拡大の影響は。

 新型コロナ禍を経て、取引先や市場のニーズの優先順位が明らかに変わったと感じています。この変化に素早く対応し、手を打っています。

 新型コロナ禍を経たライフスタイルの変化はコロナ以前に戻ることはないでしょう。その中で、ユニフォームで培った快適、安心、安全を実現する機能性を武器に周辺領域にもビジネスを広げていきます。反応も良く、事業拡大できると手応えを感じています。

  ――海外生産の状況や海外販売の取り組みは。

 生産面では上半期、目標通り進展しました。海外の協力工場でもリモートでの技術サービスなどで対応を進めることができました。市場開拓に取り組む販売面では、新型コロナ禍の影響で停滞しましたが、やるべきことは見えてきています。

  ――下半期の見通しは。

 新型コロナ禍でも、ニーズの変化に合わせて打った手が、効いてくると期待しています。カタログ定番商品向けは、新商品への採用が決まるなど、今のところ不安はありません。

 一方、企業別注には不透明感が漂います。情報武装することで、この不安を払拭していきます。昨年から、情報共有などのためにスマートフォンのアプリを導入しました。アプリは今年さらにバージョンアップし、利用者のスキルも向上してきています。スピード感をもって情報を共有することで、素早い行動につなげていきます。

(毎週木曜日に掲載)