インド衣料品輸出業者/英国との貿易協定締結を要望/バングラデシュとの競合に備え

2020年11月24日(Tue曜日) 午後1時26分

 インドの衣料品輸出業者が政府に対し、英国との間で衣料品に特化した貿易協定を締結するよう求めている。「ビジネス・ライン(電子版)」が18日に伝えた。

 衣料品輸出促進協会(AEPC)がゴヤル商工相への書簡で要望を伝えた。AEPCは以前、英国との包括的な自由貿易協定(FTA)の締結を求めていたが、姿勢を変化させた格好だ。背景には、本格的なFTA交渉が始まるまでには時間がかかるとの見方がある。

 AEPCが貿易協定の早期締結を求めるのは、英国の欧州連合(EU)離脱の移行期間が終了した後、海外の衣料品市場で競合する各国、特にバングラデシュとの競争で不利な状況が続く事態を回避することが目的。EUは一般特恵関税制度(GSP)でバングラデシュをインドより優遇しており、英国もその立場を引き継ぐとみられるためだ。

 インドにとり、英国は米国とアラブ首長国連邦(UAE)に次いで世界で3番目に大きな衣料品の輸出先。だが、2019年の輸出額は165億ドルと、バングラデシュの404億ドルを大幅に下回っていた。[NNA]