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宇仁繊維 21秋冬/カジュアルの流れ意識/機能やサステも用意

2020年11月26日(Thu曜日) 午後1時16分

 宇仁繊維は21秋冬に向けて、カジュアルテーストの生地を増強する。新型コロナウイルス禍で部屋着やストレスフリーな衣料品のニーズが高まっていることを受けたもので、抗ウイルス加工やサステイナブルな生地の打ち出しも強める。これら新作生地は27日まで開催中の大阪展で披露している。

 先に開催した東京展でピックアップ件数1位だったのは、中空ポリエステル糸100%使いのツイル。軽量感に優れ、セットアップ向けなどで人気を博した。「全体的にカジュアル系が人気になってきているので増強した」として、ビンテージ感のあるデシンやルームウエアにも適したダンボールニットなどを訴求する。

 エレガント系の薄地織物を主力とする同社だが、撥水(はっすい)のアウター地として高密度タフタを5品番投入するなどスポーツ要素の取り込みを進める。「ジャカード」「オリジン」「テック」「デジタルプリント」に続く五つ目のプロジェクトとして立ち上げた「ジャケパンプロジェクト」の中では、ポリエステル100%や麻混、綿混の中肉生地を取りそろえ、薄地織物一辺倒のイメージを払しょくする。

 プリントでは人造大理石(テラゾー)柄をイチ押しに上げるほか、マーブルや水面など21春夏で人気の柄のバリエーションを増やす。デジタルプリントも「少量から供給できるというサステイナブル要素を打ち出し」ながら訴求を強める。

 サステイナブル関連としては再生ポリエステルやオーガニックコットン、エコレザー、トリアセテートなどを用意、「国内アパレルからもようやく引き合いが強まってきた」と拡販に期待する。需要が高まる抗ウイルス、抗菌加工の生地も各種取りそろえる。