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アイトスとクラボウ/新市場開拓を共同で展開/「ムービンカット」商品展開強化

2020年12月10日(Thu曜日) 午後1時5分

 ユニフォーム製造卸のアイトス(大阪市中央区)とクラボウは、クラボウの特許技術を使った「立体裁断パターン「ムービンカット」のワークウエア向け新市場開拓で、素材開発、商品企画、マーケティングを共同展開する。今秋発売したシリーズ新商品の着用試験結果と合わせ、9日に都内で共同発表した。

 新市場開拓に向けて業種ごとに特化した商品開発を強化する。当面は、製造、建設、農業、ビルメンテナンス、フード業などを想定し、21年秋冬商品の販売を目指す。

 マーケティングに当たっては、アイトスがワークウエアの商品開発力を生かし市場開拓、商品化、販売を担う。クラボウはワークウエア用素材の開発・技術力で、市場ニーズに見合った機能、着心地感、風合いなどの素材開発に取り組む。

 ムービンカットシリーズは2000年に発売以来、販売累計800万点に達する。今回の両社の取り組みで22年度にシリーズ販売累計1千万点を目指す。さらに機能性を生かして、スポーツや一般消費者向けへの拡充も視野に入れる。

 今秋リニューアルした新作ウエアの動きやすさについて、筋肉への負荷を筋電図で測定する着用試験を行った。一般的な裁断パターン「セットインスリーブ」「ノーフォーク仕様」「ラグランスリーブ」3種のワークウエアと比較し最大で約23%の負荷軽減となることが分かった。

 アイトスの伊藤崇行社長は「動きやすさをより分かりやすくするために数値化した」と話す。