中国の11月生産・消費・投資/3指標とも上昇/繊維は消費など上昇幅縮小

2020年12月21日(Mon曜日) 午後1時23分

 【上海支局】中国国家統計局によると、2020年11月の社会消費品小売総額(小売売上高)と工業増加値(工業製品の付加価値)、20年1~11月の固定資産投資は回復が続いた。

 繊維関連は、社会消費品小売総額と工業増加値が前年同月を上回ったが、上昇幅は縮小した。

〈ほぼ横ばいの7% 繊維業の上昇幅縮む/11月の工業増加値〉

 20年11月の一定規模以上工業企業の物価要因を除いた増加値は、前年同月に比べ7%増えた。4月以来8カ月連続で上昇した。上昇幅は10月から0・1ポイント拡大した。

 主な41産業のうち、34産業が前年同月を上回った。前年同月を超えた産業の数は、10月と同じだった。

 うち繊維業は、6・5%増えた。上昇幅は10月から3ポイント縮小。7月以来4カ月ぶりの縮小となった。

 生産販売率は98・3%で、前年同月から0・2ポイント拡大した。10月に比べ0・1ポイント縮小。

 輸出出荷額は、9・1%増の1億2205万元だった。上昇幅は10月に比べ、4・8ポイント拡大した。

 1~11月の一定規模以上工業企業の物価要因を除いた増加値は、前年同期に比べ2・3%増えた。1~8月以来4期連続で前年同期を上回った。うち繊維業は0・2%増。1~10月までの下落から上昇に転じた。

〈3期連続のプラス 繊維は前年比8%減/1~11月の固定資産投資〉

 20年1~11月の固定資産投資額(農家を除く)は49兆9560億元で、前年同期に比べ2・6%増えた。1~9月以来3期連続で上昇した。上昇幅は1~10月に比べ0・8ポイント拡大。インフラや不動産開発投資の伸びがけん引した。製造業と不動産がメインの民間投資は、今年初めてプラスに転じた。

 製造業の投資は、3・5%減った。下落幅は1~10月に比べ、1・8ポイント縮小した。

 うち繊維業は、8%減だった。19年1~6月以来、17期連続で前年同期を下回った。下落幅は、2・5ポイント縮小した。

〈4カ月連続の上昇 衣料品の上昇幅縮小/11月の社会消費品小売総額〉

 20年11月の社会消費品小売総額は3兆9514億元で、前年同月と比べた名目増減率は5%増だった。8月以来4カ月連続で前年同月を上回った。上昇幅は、10月に比べ0・7ポイント拡大した。ただ外食が再びマイナスに沈むなど、回復の勢いはまだら模様だ。

 衣料品(衣類・靴・帽子・ニット品)は4・6%増の1497億元で、4カ月連続の上昇となった。しかし上昇幅は、10月に比べ7・6ポイントも縮小した。

 20年1~11月の社会消費品小売総額は35兆1415億元で、前年同期に比べ4・8%減った。うち、ネット通販小売額は11・5%増の10兆5374億元。モノのネット通販小売額は8兆7792億元で、15・7%増えた。うち衣料品は5・9%増えた。