サンエスの上海善媛司服飾/20年売り上げは微減/インフラ投資関連など開拓へ

2020年12月17日(Thu曜日) 午後4時49分

 【上海支局】サンエスの現地法人で、ワーキングユニフォームの中国内販を手掛ける上海善媛司服飾は、2020年通年の売り上げが前年に比べ微減になる見通しだ。新型コロナウイルス禍の中で踏みとどまった。21年はインフラ投資関連などの新規顧客の開拓に取り組む。

 新型コロナ禍で今年前半は苦戦したが、「年末に向かって増える、駆け込みの予算消化のニーズを取り込んだ」(屈統新総経理)ことで、売上高は前年比約5%減になるもようだ。

 黒字は確保するものの、利益は芳しくなかった。「生地と縫製の工場が10月から急に忙しくなり、納期遅れが発生」(屈総経理)し、遅れを取り戻すために物流コストを増やしたことが響いた。

 メインの製造業向けは、米国向けを手掛ける顧客への米中貿易摩擦の影響を懸念していたが、「うまく内販にシフトしており、影響は今のところ軽微」と言う。主力の欧米系大手製造業との取り組みも安定している。

 こうした中、来年は第5世代(5G)移動通信システムなど、政府が進める新しいインフラ投資の関連企業など、成長が見込まれている分野での顧客開拓に重点を置く。