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旭化成アドバンス 22春夏スポーツ/20春夏水準への回復目指す/戦略素材のエコ化が進行

2020年12月24日(Thu曜日) 午後1時29分

 旭化成アドバンスは環境配慮型素材の基幹ブランド「エコセンサー」を前面に22春夏のスポーツ素材商戦に臨んでいる。新たに高通気「バイオセンサー」や2ウエーストレッチ織物「エラクションX(クロス)」のエコ版をラインアップするなど22春夏に向けてスポーツ向けエコセンサーの拡充に取り組んでいる。

 エコセンサーは「ベンベルグ」、再生スパンデックス「ロイカEF」、再生ポリエステル、同ナイロン、オーガニックコットンの5本柱で構成されており、これら100%で商品化した織物、ニットを、ブルーサイン認証を取得している国内外の染工場で加工した場合にエコセンサーとして打ち出している。

 22春夏に向けては、汗を吸うと編み目が開き通気性がアップする丸編み・バイオセンサーをベンベルグと再生ポリエステルとの複合糸で商品化した。

 表に8デシテックスの軽量極薄織物を、中層に7マイクロメートルのフィルムを、裏に8デシテックスのトリコットを配した透湿防水素材「ソファンデ」を再生ナイロン使いでラインアップ。

 ストレッチ織物・エラクションXには再生ナイロン(75%)、ロイカEF(13%)、ベンベルグ(12%)の3者混を新たに加えた。

 先に特設サイト上で行われたパフォーマンスデイズでは、ソファンデのエコ版など4素材がアワードを取得したといい、この点もアピールし国内での拡販に取り組む。

 耐摩耗性が特徴のニット「アルティッシモ」は、新型コロナウイルス禍にもかかわらず「この間の販売は堅調」(村山聖理事スポーツ・ユニフォーム事業部長)という。22春夏では在宅勤務の浸透で引き合いが増えているドレスシャツ関連で引き続き拡販を計画する。

 同社は11月10~12日の3日間、2度目の「エコセンサーWEB総合展」を開催。アウター部門、インナー部門は21秋冬向けの、スポーツ部門は22春夏向けの戦略素材群を出展した。その後、リアル展も同時並行で開催。東京展を11月10~12日、大阪展を11月25~27日のスケジュールで開催している。

 21春夏商戦が新型コロナ禍の影響で大苦戦にとどまったものの、エコセンサーの拡販で「20春夏の水準に販売量を回復させたい」と22春夏商戦に臨んでいる。