チャイナナウ/香港勤拓集団/CEO 尤 紅言 氏/サステ供給網の構築へ

2020年12月25日(Fri曜日) 午後1時28分

 欧米向けのニット製品OEM/ODMを手掛ける香港勤拓集団は、サステイナブルなサプライチェーンマネジメントのリーディングカンパニーを目指す。サステイナブル素材を手掛ける日系メーカーにも、サプライチェーンへの参加を呼び掛けている。尤紅言CEOに、同構想の狙いなどを聞いた。

(上海支局)

  ――貴社の生産背景は。

 上海と安徽省に計三つ、ベトナムに二つの自社工場を運営しています。出資先を含めた約20の協力工場もあります。

  ――19日に上海市内で「サステイナビリティー・カンファレンス」を開きました。

 当社の持続可能なサプライチェーンの理念や、世界的なサステイナビリティーの潮流、3Dデザイン、デジタルプリントなどの最新動向を紹介しました。取引先関係者など250人弱が参加しました。

  ――持続可能なサプライチェーンマネジメントのリーディングカンパニーを目指す理由は。

 サステイナブルナにこだわった原料からのサプライチェーンを管理していくことが、今後の成長の鍵を握ると考えるからです。ここ数年準備してきた成果が実り、9月末に中国工業情報化省が発表した第5回「グリーンサプライチェーン・マネージメント企業」に、当社工場が選ばれました。

  ――貴社の持続可能なサプライチェーンとは?

 一つの核になるのが、クラウド上のプラットフォーム「ファブリック・サロン」です。サステイナブル生地のデータベースで、生地サプライヤーとデザイナー、顧客をマッチングします。サステイナブル素材を展開する日系メーカーにも参加してほしいです。

  ――ところで、米国による新疆制裁や新型コロナウイルス禍など、今年は厳しい年でしたね。

 当社はこれまで一貫して、コストパフォーマンスの高いインドなどの海外綿花を使ってきました。そのため、今回の騒動の影響はほとんどありません。

 新型コロナ禍にもかかわらず、今年は例年よりも忙しいくらいです。ファブリック・サロンや3Dデザインなど、ITを活用した体制が整っており、海外顧客とのコミュニケーションがスムーズであることが功を奏しています。