三備ユニフォームフェア21春夏 (上)地殻変動する市場へ立ち向かう

2021年01月13日(Wed曜日)

緊急事態宣言で足取り重く

 12日から広島、岡山地区のユニフォーム製造卸の期日統一展示会「三備ユニフォームフェア」が始まった。気温は先週に比べ高くなり、天候に恵まれそうなものの、新型コロナウイルス感染拡大による首都圏(1都3県)への緊急事態宣言再発令で、来場者の数は例年に比べ大きく減る見通し。流通の新業態出店、電動ファン(EF)付きウエアに加え、新型コロナ禍で大きく変わる市場へ各社はどんな新商品を投入するのか。

進化型NEOタイプ/コーコス信岡

 「進化型NEO(ネオ)ワークスーツ」として打ち出したウエアは、通気性、機能、収納性などにこだわるとともに、独自のパターンによって細身で洗練されたなスタイルを追求。EFウエア「ボルトクール」では首の後ろだけでなく前からも風が通り抜ける機構など搭載、他社との違いを明確に出した新商品を充実させた。

ヘリンボーンでカジュアルに/旭蝶繊維

 新たに展開する「空調服」のデバイスを使ったEFウエアではヘリンボーン生地採用でカジュアルにも着こなせるデザイン。得意とする高視認性安全服でもEFウエアを開発した。レインウエアはビビッドなカラーを取り入れ、薄手ながらも透湿防水性が高く、裏地のプリント柄がアクセントになる。

「コーデュラ」使い強化/バートル

 開催場所を急きょホテルから本社ショールームに変更。EFウエア「エアークラフト」だけでなく、EFウエアと一緒に着用しても相性がいい吸汗速乾、接触冷感のコンプレッション「エアーフィット」や、高強力ナイロン「コーデュラ」のリップストップ生地使用のジョガーパンツ、ショートカーゴパンツなどを開発。左側に配置したブランドのロゴが映える。

ニットでEFウエア/村上被服

 業界初とみられるニット製のEFウエアが今回の目玉。チタン配合のポリエステル100%素材を使い冷感による快適性を持たせたほか、7色をそろえ幅広い着用シーンで使うことができる。独自開発の特殊編みの高密度生地を使うことで欠点を補った。デバイスの性能も独自の装置で見て分かりやすく工夫した。

全方向ストレッチで快適/クロダルマ

 20秋冬に投入した初のナイロンがメインのウエアの後継を投入。360度全方向ストレッチ素材を採用し、ストレスフリーで着用できる。ハーフパンツも初めて打ち出した。EFウエア「エアーセンサーワン」ではファン・バッテリー一体のデバイスも投入。それを装着できるパンツも打ち出す。

古き良き懐かしいテイスト/中塚被服

 一歩、会場に入るとまるでセレクトショップのような雰囲気。主力ブランド「ディモ」から古き良き懐かしいオールドテイストなディテールと洗練されたハイクオリティーなスタイルをミックスした、次世代型リアルワーキングスタイルを追求。21秋冬投入予定の開発中の商品も展示し、他社には出せないテイストで独自の世界観を形作る。