産地の1~3月は?(2)

2021年01月19日(Tue曜日)

桐生 好材料少ないが一部に明るさ

 群馬県桐生産地は、一時見えた底打ち感が消え、再び先行きが読めない状況に陥っている。新型コロナウイルスの第3派が直撃しており、産地の織物企業からは「洋装と和装ともに良い材料が少ない。厳しいのひと言」との声が聞こえる。一方でインテリア関連は比較的堅調な動きを示す。

 桐生織物協同組合が東京で合同展を開催した昨年10月。受注に回復の兆しが出始め、「真っ暗闇ではない」と話す出展者も見られたが、新型コロナ感染症が再び広がったことなどで失速。「10月ごろに受けた仕事があって現時点では織機は動いているが、2、3月は不透明な状況」だ。

 小幅(和装)は、催事や販売会をはじめとするイベントの中止などが相次いでいることなどから勢いを欠いている。広幅(洋装)は4、5月の緊急事態宣言でシーズンが一つ飛んだこともあって、産地企業が主力とする百貨店アパレル向けが数量面で大きく苦戦している。

 コレクションブランド向けは底堅さを見せているが、生産数量は落ちている。現状についてある企業は「新型コロナ禍の影響で悪いのであればましかもしれない。桐生産地は新型コロナ禍前から厳しさが見えていた。それが怖い」と話した。

 和装を含めた衣料品関連は沈んでいるが、インテリア関連では明るさも見える。カーテンは生地の販売が伸び悩んでいるものの、製品の動きは良好。前年の販売実績を大きく上回っている企業もある。