メーカー別 繊維ニュース

宇仁繊維/備蓄・即納機能アピール/人材育成もテーマ

2021年01月22日(Fri曜日) 午後1時19分

 宇仁繊維(大阪市中央区)は生地の備蓄・即納機能のアピールを強め、業績回復を狙う。

 新型コロナウイルス禍が長引く中、ファッション衣料向け比率が高い同社の売り上げ、利益は苦戦を強いられている。前期(2020年8月期)は前期比15%の減収となり、営業赤字に陥った。今期ここまで(20年9~12月)も売上高が前年同期比23%減、赤字基調も続いている。

 宇仁龍一社長は「しばらく厳しい情勢が続きそう」と先の景況を見通すが、通期黒字化目標を達成するために、同社の強みである備蓄・即納機能のアピールを改めて強化して回復の糸口をつかむ考えだ。

 繊維製品が売れない中、アパレル各社はモノ作りへの慎重姿勢を強めている。発注ロットは小さくなり、ギリギリまで引きつけた期近発注が当たり前になった。宇仁社長は「スピードが何よりも重要になる」とし、得意の小口対応とともに即納機能を磨き、発信を強めていく。

 宇仁社長によれば、若手を中心にこうしたアピールができている営業スタッフは前年実績や目標数字を超過しているという。市況回復を待ちつつ、備蓄・即納機能のアピールと人材強化に努める考えだ。

 業績回復に向けて、中国法人や子会社の整理も検討する。