タイ・インドラマ/再生PET防護服を歯科に寄付/病院や企業など9者が協力

2021年01月22日(Fri曜日) 午後1時26分

 タイの石化大手インドラマ・ベンチャーズは12日、ペットボトルをリサイクルした再生繊維を使って製造した個人防護具(PPE)2100着を、タイ歯科協議会に寄付したと発表した。歯科の新型コロナウイルス感染症対策の支援を目的とし、パートナーの民間企業など9者が回収したペットボトルで製造した。

 市民団体「レス・プラスチック・タイランド」が「歯科を助けるためにペットボトルを分別しよう」と題したプロジェクトを企画。複合施設「101トゥルー・デジタル・パーク」やバンコク病院、展示場「バンコク・インターナショナル・トレード&エキシビション・センター(BITEC)」、フランス系タイヤ大手ミシュラン・タイランドなど9者が、ペットボトルの回収に協力した。

 PPE1着には、600ミリリットルボトル18本分の再生繊維が使われている。西部ナコンパトム県にあるインドラマの工場で生産し、昨年12月に寄付した。再生PPEの品質は、タイの保健省食品医薬品委員会(FDA)から承認を受けた「レベル2」で、感染リスクが低・中度の患者の治療時に使用でき、洗濯して20回着用可能だという。

 昨年8月に始まった、再生素材のPPEを医師に寄付する取り組みに続く企画として行われた。医師向けには、より防護性の高い「レベル3」とレベル2のPPEを計1万6500着生産し、200以上の病院に届けた。[NNA]