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東洋紡 ポリ短事業/再生原綿伸ばす/バイオ具体化を急ぐ

2021年02月10日(Wed曜日) 午後1時18分

 東洋紡はポリエステル短繊維事業で、2021年度は再生わたの拡販に重点的に取り組むとともに、バイオポリエステルの開発を強化し25年度からの本格販売を目指す。

 同社は不織布向けのわた売りを主力にポリエステル短繊維事業を展開しており、20年度は新型コロナ禍に伴い除菌シート用スパンレース不織布向けの販売が好調だったため、10%前後の拡販が確実と言う。

 スパンレース不織布需要の増大だけでなく、20年度は前半商戦で中国のメーカーが新型コロナ禍に伴う操業停止に追い込まれたことが拡販を後押しした。しかし、21年度はいずれ新型コロナ禍が収束に向かうとみられるほか中国メーカーの稼働率改善が見込まれるため、除菌シート向けの販売も以前の水準に戻ると見通している。

 このため、21年度はSDGs(持続可能な開発目標)への志向を強める衛材メーカーとの連携を強化し再生わたによる開発・販促に重点化するとともに、中期目標に掲げるバイオポリエステルの開発を急ぎ、25年度から戦列に加える。