インディテックス/シンガポール金融最大手とインドで有機綿栽培を促進

2021年03月11日(Thu曜日) 午後1時31分

 シンガポールの金融最大手DBS銀行とスペインのアパレル大手インディテックスは、インドでのオーガニックコットン(有機綿)栽培の促進で提携した。SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みの一環だ。提携に基づき、オーガニックコットン調達融資の試験プログラムを実施する。

 同プログラムでは、インドの農協に相当する農民生産者組織(FPO)を対象に融資需要を精査する。FPOを通じて同社のサプライチェーン(調達・供給網)に組み込まれている2千以上の綿農家をカバーする方針だ。

 DBSは、FPO向けに融資を行うことで、綿農家からオーガニックコットンを買い入れる資金を提供する。FPO以外の仲介人を排除し、非有機栽培綿よりも確実に高い価格でオーガニックコットンを買い取ることで、農家の生活を安定させ、オーガニックコットン栽培を促進する。流通の透明性を高めるのも狙いだ。

 インドは世界最大の綿生産国だが、全生産量に占めるオーガニックコットンの割合は2%程度にとどまっている。零細事業者を支援し、オーガニックコットン産業の底上げを図ることで、DBSと同社はSDGsに貢献する考えだ。

 同社は主力ブランドの「ZARA」をはじめ、プル・アンド・ベアー、ベルシュカなどを展開している。[NNA]