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旭化成アドバンス 22春夏婦人服地/ニットで仕掛ける/「ベン」・アセによる開発強化

2021年03月16日(Tue曜日) 午後1時17分

 旭化成アドバンスは22春夏向けの婦人服地で、「巣ごもり需要の増大に伴い荷動きが活発化している」(坂元盛也ファッション衣料事業部長)というニットによる開発、企画提案を強化するとしており、「ベンベルグ」やアセテートで商品化したニットの打ち出しを強める。

 21春夏商戦については、昨年の秋口から11月ごろ、春夏商戦の立ち上がりに盛り上がりが見られたものの、その後、再度の緊急事態宣言の影響などで沈静化。婦人服地トータルの販売量は20春夏を下回ったと言う。

 22春夏に向けては、環境に配慮した素材群「エコセンサー」を打ち出すとともに、「ベンベルグやアセテートのニットで仕掛けている」と言い、再生ポリエステルとの交編を中心に商品企画の増強を進めている。

 同社は綿糸の糸売りにも力を入れており最近、引き合いが増えているというオーガニックコットンを重点的に投入し拡販を計画する。

〈裏地にてこ入れ〉

 苦戦する裏地ビジネスへのてこ入れを進めるため、1月1日付で組織改正を実施。ライニング事業部とアウター事業部を統合し、ファッション衣料事業部に再編した。

 今後は「両者間の素材や販路の乗り入れなどに取り組み、相乗効果を発揮させる」とともに、用途ごとに求められる制電や撥水(はっすい)機能を持たせた機能裏地の開発を急ぐ。

 22年度、前半商戦ではまだ厳しさが残るとみているものの、後半商戦から「裏地の販売を回復させたい」考えだ。