「インターテキスタイル 上海21春展」レビュー   (上)

2021年03月24日(Wed曜日)

突然の延期も日系ブースは盛況

 服地と副資材の国際展示会「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2021春」が17~19日、中国・上海の国家会展センター〈上海〉で開かれた。新型コロナウイルス禍で20年春展は中止になったため、春展としては2年ぶりの開催。直前になって会期が延期されたにもかかわらず、日系出展者のブースは盛況だった。

 出展者数は17カ国・地域の約3千社で、新型コロナウイルス禍前の前回春展(19年¥文字(':'+Vdir)23カ国・地域の約3273社)をやや下回る。昨年秋展に続き、中国の入国規制が影響し、日本を含めた海外出展者はいずれも中国法人や代理店となった。

 同展は当初、3月10~13日に開かれる予定だったが、主催者は2月23日に延期を決めた。1月に、新型コロナの感染が上海などで局地的に見つかったことや、3月11日に閉幕した第13期全国人民代表大会第4回会議と会期が重なったことが影響したとみられる。コンベンション業界など複数の関係者は「地元公安からの許可がなかなか下りなかった」と明かす。

 結局、主催者は3月17日開幕の直前の4日になって発表。これを受け、出展者各社は準備を慌ただしく進めた。「来場者が減ることを心配し、出展の取り止めも考えた」とある出展者は話す。

 ふたを開けてみると、杞憂に終わった。日系企業が20社出展した「ジャパン・パビリオン」を始めとする国際館や、スポーツ、アウトドア向けの機能素材を集めた館は多くの来場者でにぎわった。中国では新型コロナ禍を抑え、国内でほぼ正常な企業活動ができているが、出張を控える動きはまだ残っている。それにもかかわらず、上海周辺だけでなく、深圳、広州や青島、北京などから来場者が集まった。

(上海支局)