ごえんぼう

2021年04月06日(Tue曜日)

 春はぐずついた日が多く、曇りや雨の日が続くことを菜種梅雨と呼ぶ。ここのところずっと雨が降っている気がする。薄日が差したかと思えばまたすぐに降り出す▼雨が降り続いていると感じているのは今春の天気ではなく、繊維業界のこと。経済の見通しや業界の動向を「晴」「曇」「雨」で表すようになったのがいつの頃からかは知らないが、繊維が「晴」れていた記憶はあまりない▼実際はどうなのだろう。企業や展開している分野・領域、扱っている製品で状況が異なるため一概には言えないと思う。「雨。時々曇り、所により晴れ間も。一部に濃霧注意報」といった具合か。空模様も心もすっきりとしない▼雨を表す言葉や呼び名は一説には400語以上存在するらしいが、その中の一つに催花雨がある。花を咲かせるための雨という意味だ。繊維業界に降る雨が催花雨であればいい。花は何度でも咲くし、何度咲いても構わない。