トンボ/チェック柄の新作披露/ロキャロン社オリジナル

2015年07月14日 (火曜日)

 学生服製造卸のトンボ(岡山市北区)は大阪市北区のハービスOSAKAで13日から展示会を開催しており、スコットランドのロキャロン社に制作依頼したオリジナルのタータンチェック柄の学生服を披露する。スカートで10柄、スラックスで4柄、いずれも新作で今後、学校へ提案を進めていく。会期はきょう14日まで。

 新たなタータンチェック柄のスカートには尾錠が着いたおしゃれなデザインの商品もある。意匠性だけでなく、生徒が意図的にスカートの裾を上げたり、丈を短くしたりする着崩しを防ぐ効果もある。

 今展では学校関係者にモデルチェンジをイメージしやすく工夫した展示コーナーを設けた。パネルで仮想の学校を設定し、商品見本を使って学校の理念をどのように学生服の柄やデザインに落とし込むかを例示した。

 体操服では昇華プリントの商品を初めて展示した。生地の機能性を落とさず繊細なデザインを表現できるメリットがある。体操服以外にマーチングバンド用のユニフォームにも応用して紹介。従来のシート圧着では、シート部分の生地の機能性が損なわれたり、洗濯を重ねると劣化してはがれたりするといった課題があった。

 素材のコーナーではイージーケア対応、ストレッチ性、軽量化、アトピー対応、透け防止、通気性など多彩な機能性がどのような素材で生み出されるかを実験装置などを使い紹介した。

 同社の女性だけの商品企画チーム「ウーマンズプロジェクト」による企画段階の介護ユニフォームも展示した。