明石SUC/新商品積極投入/企業向けユニフォーム

2015年12月01日 (火曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC、岡山県倉敷市)の企業向けユニフォームを取り扱うアクティブチャレンジ部は今年度上期(6~11月)、「ルコックスポルティフ」を中心としたメディカル分野が、前年同期比10%増となりそうだ。下期以降のハイシーズンに向けて、新商品の投入などで販路拡大を加速する。

 同社は13春夏から介護スタッフウエア向け、14年8月からナースなどメディカルウエア向けでルコックブランドの販売を開始。介護分野は他社の参入が多く、価格競争が厳しくなっている傾向にあるが、ルコックは採用での「決定率は落ちておらず、安心している」(浅沼由佳アクティブチャレンジ部長)と言う。リネンサプライ業者向けに工業洗濯対応の商品を打ち出すなどニーズへの対応を強める。

 ルコックナースは来年1月の展示会で、新作の発表を予定。自社ブランド「ステラベルジェ・テンダー」では今月発刊する新カタログで新商品を充実させる。介護、ナースを含むメディカル分野全体では大口物件が来期にずれ込むなど「状況が見えにくい」(浅沼アクティブチャレンジ部長)環境にあるが、新商品の投入で、売り上げの底上げを図る。

 ワーキングユニフォームは、中小企業の納入物件が多いだけに「環境がそれほど良くない」ことから売り上げは前年同期並みで推移。

 主力ブランド「ペチクール」では来年から、動きやすさとスタイリッシュを追求した新たな「スマートワン」企画を投入する。地方の展示会にすでに出品し、好評だったという。体にフィットするスリムなシルエットや、高い伸縮性、男女ペアの企画など、付加価値を高めながら、下期以降は売り上げの拡大を進めていく。