トンボ/“アップデート”テーマに/学校イメージ向上へ貢献

2016年07月06日 (水曜日)

 学生服製造大手のトンボ(岡山市)は来入学商戦、“アップデート”をテーマにモデルチェンジ(MC)校の獲得につなげる。昨年、学校別注でライセンス契約した「イーストボーイ」では、大都市部でのMC校の開拓を意識し、学校のイメージ向上にも貢献するような目新しいデザインやスタイリッシュな制服を豊富にそろえる。

 イーストボーイは、米国東海岸発祥のトラッドファッションを基調に、ブレザーやチェックのスカートなどに、その伝統とスピリットを継承したスクールウエアで、女子学生を中心に定番スタイルとして人気のブランド。これまで一般の店頭市場でカジュアル制服をけん引してきたイーストボーイのイメージを引き継ぎ、学校別注向けに男女の制服として展開する。

 来入学商戦に向け男女合わせて28パターンを用意する。例えばセーラー服ではクラシックなイメージのグレンチェック素材や、美しい曲線のセーラー襟、手結びサテンリボンによって、大人っぽく、落ち着きのあるスタイルにアレンジして提案。スーツスタイルの男子制服とともに上品な印象が特徴だ。

 トラディショナルでありながら、爽やかなエンジ色が印象的なジャケットの制服では、伝統的なブラックウオッチ風タータンチェックのスカートや、ジャケットの色に合わせた襟ライン入りシャツなどを合わせることで、制服の魅力を引き立てる。

 他にもストライプジャケットと無地色ボトムのコーディネートで、王道のトラッドスタイルを表現した制服や、ブラウン系のカラーコーディネートでボトムのピンクやサックスのワンポイントに大人っぽい印象を出した制服などを打ち出した。ブランドテイストを崩さずに、多彩なカラーやデザインで訴求する。

 同社は6月から7月初旬にかけ、既に大阪と名古屋で総合展示会を開催。

 東京が今月6~8日にJPタワーホール&カンファレンス(東京都千代田区)で、福岡が11、12日に電機ビル共創館(福岡市)で開く。