トンボ学校向け総合展/モノ作りの総力訴求/“魅せる”モデルチェンジ一堂に

2016年07月12日 (火曜日)

 トンボ(岡山市)は総合展示会を6~8日に東京都内で開催した。「スクール・アップデート」をテーマに、各校の伝統やイメージを尊重しながら最新の制服に作り変える技術を紹介。学校向け別注を開始する「イーストボーイ」のサンプルや体操服の最新モデルなど、学校関係者にモノ作りの総力を訴求した。

 会場入り口は制服ミュージアムで展示している海外の制服の一部を紹介、同社の歴史と沿革を印象付ける。隣接の採用事例コーナーでは、各地の学校のスクールアイデンティティーや伝統を重視しながら、デザインやパターン、機能性素材で現代にマッチした服にアップデートする手法を分かりやすく展示。原色を微妙なバリエーションで表現し印象を刷新する「ニュアンスカラー」など、実績が豊富な同社ならではのさまざまな提案が濃縮されていた。

 イーストボーイのサンプルは初のお披露目。多数の名門校がある米国東海岸発のトラッドスタイルを基に、適度なカジュアル感を加味したモデルも。「コムサデモードスクールレーベル」や「オリーブデオリーブスクール」とともに、ブランド制服の進化を示す。

 体操服では「ビクトリー」で、ニットウエアにデジタルプリントを施したとマーチングバンド用のウエアや、ウオーミングアップ用に人気のピステを改良した「ピストレ」などが目を引いていた。

締めくくりの福岡展は11、12日に電機ビル共創館(福岡市)で開催している。