豊島/“ポスト・ノームコア”17秋冬製品展で提案

2017年03月01日 (水曜日)

 豊島は、「MASTER RESET」をテーマにこのほど開いた17秋冬向けレディース製品合同展示会で、色・柄・素材感など多方面から“脱・ノームコア”を提案し、新たなシーズンの方向性を示した。同展には東京、名古屋の計8部署17課が参加し、ニットなど中軽アイテムを中心に約500点を展示した。

 ファッション市場は長らく続くノームコア志向(究極の普通)に代わる新要素を模索しており、今回は随所に新しい要素を盛り込んだ。その一つが“フォークロア”切り口で、民族調の色・柄・刺しゅうテクニックなどを駆使しながら装飾的要素でアクセントをつけたニットやカットソーなどを打ち出した。

 加えて“スポーツ”切り口でのデイリーウエアにフォーカス。仕様や素材での機能性にエレガンス要素など異要素を融合させることで、新しい街着としてのスポーツテイストを具現化。このほか“リサイクル・リユース・リデュース“などを切り口にした原料・素材などを利用したエシカルウエアを提案した。