豊島/着心地やデザイン訴求/18春夏オフィス・サービス素材

2017年04月21日 (金曜日)

 豊島は18春夏オフィス・サービスユニフォーム向け素材で、ジアセテート複合素材や色鮮やかなニットプリントなどを提案し、最終製品の質感やデザイン性にこだわった商材をそろえた。

 17秋冬企画でも存在感を放ったジアセテート複合素材では先染め物や「ミューファン」との掛け合わせ物など幅を出した。ストレッチといった一般的な機能だけでなく、生地が肌に近くなる夏向けに、ジアセテートや「テンセル」混で生地自体の風合いや肌触りの良さも向上させた。

 デザイン面でもストライプ柄の基布に、ビビッド寄りの大柄水玉をプリントしたニット素材のほか、ストライプ柄とエンボス加工で表現した柄をうまく調和させた生地など差別化素材が並んだ。

 足元(1~3月)の商況は、前年の別注や作り込みの反動減となっているが、アパレルメーカーが差別化を指向していることで「17秋冬に向けた提案は悪くない」とみる。