レンチング/協力企業による生地披露/展示会を東京で開催

2017年07月28日 (金曜日)

 レンチングは、精製セルロース繊維「テンセル」やHWMレーヨン「モダール」などの新たな価値を発信する展示会を、今日28日まで東京都港区の「ラ コレッツィオーネ」で開催している。会場には東レ短繊維事業部や新内外綿らによって生み出された、レンチング素材使いの多様な生地が展示されている。

 展示会「レンチング・マテリアルコネクションin東京」は、レンチング素材が持っている可能性を披露するもので、カイハラ、桑村繊維、篠原テキスタイル、豊島、モリリンなどが協力会社として参加。各社が提案している独自開発生地がそれぞれ、テンセルやモダールの魅力を引き出す。

 東レの短繊維事業部は、マイクロアクリルや機能性ポリエステルなどと複合した生地を取りそろえる。マイクロアクリルとマイクロモダールを組み合わせたテキスタイルは婦人シャツやカーディガン、アスレジャーなどの用途に打ち出す。

 モリリンは、テンセルとトリアセテートの複合でシャリ感や光沢感を表現した。新内外綿は、ハリ感を付与する「オメガクロス加工」を駆使するなど、加工で変化を付けた。「テンセルなどは大事な素材」と話す桑村繊維は自社で備蓄している生地を紹介している。