豊島/1月にサイト事業継承/産地企業の出店募る

2017年12月05日 (火曜日)

 豊島は、2018年1月9日に譲り受ける生地・服飾資材の卸販売・問屋サイト「テキスタイルネット」事業で、国内産地企業の新規出店や海外輸出強化などを目指すことを明らかにした。関係の深い産地企業からの出店を募ると同時に販売システムも刷新する。サイト内取引を拡大していく。

 同日付でアパレルウェブ(東京都中央区)から事業を譲り受け、運営を始めることを発表した。譲渡に要した費用などは非公表。国内生地産地企業の新規出店強化を掲げる。尾州産地など豊島と関係の深い企業から始め、全国の産地企業の新規参入を提案していくという。

 同時に、販売システムを刷新してユーザーの利便性を高めるとの方向性も示しており、将来的には輸出も強化していく。運営開始日からシステムが切り替わる予定。

 同事業はアパレルウェブが10年前に開始。有力生地コンバーター、繊維商社の生地や副資材をインターネットで発注できるB2Bの卸販売サイト。8千品番以上の生地や副資材を検索・閲覧でき、オリジナルのプリント加工サービスも展開している。

 現在、27社が出店し、バイヤー会員数はおよそ1万3千件。豊島によると、生地・副資材のバイヤー登録数が月平均150件のペースで増加している。