年頭所感

2018年01月05日 (金曜日)

〈スローガン実践的に展開/日清紡ホールディングス 社長 河田 正也 氏〉

 グループスローガンを、昨年と同様に「技術新時代・超スマート社会への挑戦」とした。第4次産業革命がもたらす超スマート社会を想定し、全てのモノがインターネットにつながるIoTや人工知能(AI)などに関わる技術・ノウハウを取り込み、活用を加速していかなければならない。グループスローガンをより実践的・具体的に展開し、事業機会を広げていきたい。

〈今年3月 創立130年/クラボウ 社長 藤田 晴哉 氏〉

 今年3月9日、当社は創立130周年を迎える。「10年長期ビジョン」達成の鍵を握る重要な年でもある。これまでを振り返り、引き継ぐべきものはしっかり引き継ぎ、変えるべきところは思い切って変えることが必要だと感じる。就任時から話している「守って」「壊して」「創って」をキーワードに目的を明確に、ターゲットを絞り、それぞれ効果的に連動させることが大切だ。

〈チャレンジ続ける/日東紡 社長 辻 裕一 氏〉

 「建設的な緊張感」を持つこと、「健全な危機意識」を持つこと、「顧客志向の徹底」の三つを大事にしたいと考えている。その上でグループ事業運営の基本方針である「社内外に風通しの良い日東紡グループを目指す」「研究・技術開発なくして日東紡の発展はありえない」「コーポレートガバナンスの構築と不断の見直しを行う」の3方針の下、今年もチャレンジする。

〈全体成長へアクセル踏む/小松精練 社長 池田 哲夫 氏〉

 75周年の節目に、グループ全体の成長に向けアクセルを踏む。グローバルで勝てる商品・技術の確立と販売力強化、労働生産性向上の「働き方改革」の継続、「変えるべき/変えてはならぬもの」の全職場的見直しを目標とする。「スピード感を持って“繋ぐ”」を行動指針に、仕事があらゆるレベルで水平・垂直に広がり、からみ合う環境で互いに繋がり、変化速度以上の速度で対応に努める。

〈さらなる飛躍へチャンス/セーレン 会長 川田 達男 氏〉

 さらなる飛躍へのチャンスと捉え、(1)市場は世界(グローバリゼーション)(2)情報化(IT戦略)(3)ダイレクト、そして「素材」から「製品・商品」へ――の三つを重点戦略とする。2018年の経営目標は「提案型の仕事」とし、社員一人一人が改善や問題解決について積極的に提案・実行することで会社の成長につなげる。同時に“働き方改革”にも取り組む。

〈量的成長めざす/YKK 社長 大谷 裕明 氏〉

 ファスニング事業は昨年の事業活動を通して整理された取り組みテーマを一つずつ解決し、それぞれのカテゴリーで求められる商品・価格・品質・サービスを会社一丸となって実現することで、さらなる量的成長を目指す。黒部のYKKR&Dセンターにファスニング事業本部と工機技術本部のメンバーがテーマごとに集結し、一気通貫の開発体制を構築して取り組む。