クラボウ/製造業から高い関心/スマートフィット

2018年01月29日 (月曜日)

 クラボウのスマート衣料「スマートフィット」にさまざまな製造業の現場から関心が寄せられている。

 このほど東京ビックサイトで開かれた「第4回ウェアラブルEXPO」にスマートフィットを出展したところ、建設業に加えて、溶接、塗装、精密機械製造といった屋内を現場とする製造業での活用に問い合わせが多く寄せられた。

 スマートフィットは、これまで屋外で働く作業員の熱中症を予防するために、大手ゼネコンなど主に建設現場で試験的に使われてきた。2018年度からは実際に複数のゼネコンにサービスの提供が始まる。

 平田政弘執行役員繊維事業部技術部長は「建設・製造業以外に高齢者の介護施設での見守りや東京五輪のボランティアスタッフの体調管理にも使えないか検討している」とし、新たな活用先を積極的に探していく。