クラボウ/デニム輸出拡大へ/「プライムブルー」PV出展

2018年02月09日 (金曜日)

 クラボウは、デニムの輸出拡大に力を入れる。週明けの13~15日にフランス・パリで開かれる「プルミエール・ヴィジョン(PV)・パリ」に出展し、独自のデニムブランド「クラボウデニムプライムブルー」をメインにアピールする。展示素材数は50~60点。ハンガーサンプル以外に半製品、製品見本で分かりやすく展示し成約につなげる。

 プライムブルーの中でも今回の目玉となるのが色落ちしにくいデニム「アクアティック」。濡れても色落ちしにくく、乾いた状態でも他素材に色移りしにくい。さらに製品洗い加工によって本格デニム特有のビンテージ風の表現もできる。昨年5月に発表し秋ごろに国内での量産体制を確立。本格的な販売に乗り出した。

 アクアティック以外にも従来、これまで海外で販売実績の多いデニムを数多く展示する。「KD―8」は1980年代にクラボウが初めて製造した14オンスのデニム。ナチュラルな色合いが人気でクラボウデニムの中でも記録的な販売実績を持つ。5年ほど前に復刻した。

 同じKDシリーズでムラ糸使い、スラブヤーン使い、アンイーブンヤーン使いといった独自の紡績技術で特徴を持たせたものや、縦・横ストレッチ機能、風合い加工で価値を高めたものなど「プライムブルー」を構成する商材が一堂に会する。