豊島/スマートアパレル開発へ/東大発ベンチャーと提携

2018年05月16日 (水曜日)

 豊島は東大発ベンチャーのゼノマ(東京都大田区)と資本業務提携を行い、スマートアパレルの用途・事業開発を行うことで合意した。自社のCVCファンドを通じて第三者割当増資を引き受けた。

 ゼノマは東大大学院工学系研究科の染谷隆夫教授の研究成果である、布状電子回路基板(PCF)の製品化・事業化を目指すベンチャー企業。PCFは変形・伸縮可能な電子回路で、高い引っ張り耐久性を持ち、洗濯可能なことが特徴。PCFを採用したゼノマの「eスキン」は、さまざまな生体情報や身体各部の動きをリアルタイムに測定できる。

 豊島は業務提携によりスマートアパレルの多様な用途を開発し、プロトタイピングと機能検証を通じてアプリケーションやサービスの事業化を目指す。