帝人/100周年記念イベント開催 発祥の地・米沢市と協業

2018年09月20日 (木曜日)

 帝人は6月17日に創立100周年を迎えたことを記念して29日、発祥の地の山形県米沢市で市との協業イベントを開く。米沢市民や取引先に謝意を伝え、繊維の新たな可能性を発信したいという。

 当日は、午前中に「人繊工業発祥之地」の石碑がある御成山公園で碑前祭、午後から伝国の杜で米沢協業プロジェクトを開催する。プロジェクトは、未来せんいアワード、講演会、ミュージカル、ワークショップで構成する。

 アワードでは、「人間にとっての未来の繊維」をテーマに公募したテキスタイル、製品、絵画3部門の優秀作品をエントランスホールで展示・発表。置賜文化ホールで授賞式を行う。

 講演会では、山形大学の城戸淳二教授が「挑戦と創造の町 米沢」をテーマに同ホールで講演する。

 よねざわ市民ミュージカル「フェイス」は、創業者の一人である秦逸三が人造絹糸(レーヨン)の発明に命を懸けた挑戦ストーリーを上演する。

 ワークショップでは、化学の面白さを分かりやすく伝える仕掛けを用意。参加者にオリジナルトートバッグをプレゼントする。