AFRWで実証実験 世界初の建築物建設/帝人

2018年09月26日 (水曜日)

 帝人は高機能繊維で補強した集成材(AFRW=Advanced Fiber Reinforced Wood)による世界初の建築物を東京研究センター(東京都日野市)の敷地内に建設する。

 この建築物はAFRWの実用1号物件として国交省の「平成29年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されており、10月に着工の予定。

 前田建設工業、高知大学構造工学研究室の助言・協力により建設を進め、完成後は7年間にわたり前田建設工業との共同でAFRWの接着安定性や振動等の耐久性などを検証する実証実験を行う。

 帝人は実証実験を通じ木造建築物へのAFRWの普及に向けたノウハウを蓄積し、2020年ごろまでに一般建築物での実用化を目指す。