山文電気を子会社化/クラボウ

2019年01月22日 (火曜日)

 クラボウは厚み計測装置専門メーカーの山文電気(大阪府東大阪市)の全株式を取得し17日付で完全子会社化した。

 クラボウは赤外線方式の膜厚計測装置の開発・販売を行っており、山文電気はクラボウとは異なるX線方式、レーザー方式の厚み計測装置で高い技術力を持ち、装置のラインアップを構える。

 今後は双方の販路拡大や保有技術を生かした新しい計測装置の開発・販売と取り組み、環境メカトロニクス事業の基盤強化、業容拡大を目指す。

 山文電気の2018年3月期業績は売上高約7億円、営業利益約2億円。

 クラボウテクノシステムとエコー技研両社の社長だった福村圭司氏が、山文電気の社長に17日付で就任。東條文男前社長はクラボウ環境メカトロニクス事業部の顧問に就任した。