ユニチカトレーディング/環境配慮型ポリエスを拡大/全製品の半分リサイクルで

2019年04月12日 (金曜日)

 ユニチカトレーディングは2030年までに、リサイクル原料を使用した環境配慮型ポリエステル素材が全製品に占める比率を50%まで引き上げる。20春夏から、売れ筋のレディース素材を環境配慮型に切り替えていく。リサイクルの拡大に向け、解重合や紡糸の工程を強化するための設備投資を億単位で実施する。

 同社は、使用済みのペットボトルや、繊維の生産工程で発生する廃材を再利用した、リサイクルポリエステル繊維の開発を進めている。化学的に原料レベルまで分解し、再び重合工程を経る「ケミカルリサイクル」の技術開発にも力を注ぐ。

 環境配慮型ポリエステル素材には、社内認証マーク「エコフレンドリー」を表示する。ふくい南青山291(東京都港区)で18、19の両日に開催する20年春夏レディース素材商談会で、環境配慮型素材を提案する。