豊島「フードテキスタイル」/新潟のニットメーカーとコラボ/ボーダーTシャツを発売

2019年10月25日 (金曜日)

 豊島は23日、廃棄予定の野菜や食材を染料に使用するプロジェクトのブランド「フードテキスタイル」で、ボーダー柄の丸編み製品を完全受注生産するG.F.G.S.(新潟県加茂市)とコラボレーションしたTシャツを発売した。大丸東京店(東京都千代田区)の7階メンズフロア内で先行販売を開始。30日からは松坂屋名古屋南館(名古屋市中区)地下2階イベントスペースにも売り場を設ける。フードテキスタイルのオンラインショップで11月1日、本格的に取り扱いを始める。

 G.F.G.S.は、加茂市内の商店街を拠点にして、オリジナルの丸編み製品「オーダーボーダー」を製造する。「メード・イン・加茂」を掲げ、中越地方のニット生産をアピールしている。

 今回販売するTシャツには、トルコ産のオーガニックコットンを使用。フードテキスタイルが食品から抽出した色に染めた糸を素材に、G.F.G.S.が編み立て、裁断、縫製まで手掛けた。トレーサビリティー(追跡可能性)を確立した点も訴求する。染色には、赤カブ、ドリップコーヒーの出がらし、規格外のハーブやサクラなどを使用した。

 商品は「ボーダーロンT」と「ソリッドロンT」の2種類で、いずれも1万2千円。