アラミド堅調も減収減益/帝人 19年4~9月期

2019年11月05日 (火曜日)

 帝人の2019年4~9月期連結決算は、売上高4360億円(前期比0・8%減)、営業利益337億円(6・7%減)、経常利益330億円(16・8%減)、純利益204億円(39・7%減)で減収減益だった。マテリアル領域のアラミド繊維が堅調だったが、ポリカーボネート樹脂の市況低迷などが数字を押し下げた。

 マテリアル領域は減収減益。アラミド繊維分野ではパラ系アラミド繊維「トワロン」が自動車関連用途で販売数量が減少したが、売値の改善が収益に貢献した。繊維・製品事業は衣料繊維で素材・製品が苦戦。産業資材はインフラ補強材が好調だった。

 通期の業績予想は売上高8600億円、営業利益550億円、経常利益540億円、純利益340億円。