豊島/高伸縮のウール新提案/メンズ向け素材を幅広く

2019年11月14日 (木曜日)

 豊島は20秋冬に向け、新開発のウール生地「ネクステンド・ウール」を打ち出す。愛知県一宮市を産地とする「尾州産」で、360度ストレッチの機能を備えたウールをブランド展開する。ポリウレタン使いや、独自のオーガニックコットンブランド「オーガビッツ」との組み合わせなども提案する。

 明日15日まで東京本社(東京都千代田区)で開催している20秋冬メンズ百貨店向け展示会で初披露した。

 展示会では、軽いタッチの起毛のウール「ベイビー・ウール」も初めて打ち出した。関連商材として、ウールライクのポリエステル素材「ウール・ナット」も紹介した。

 秋冬向け製品には、伊リモンタ社のナイロンやポリエステルといった生地をリバーシブル加工に使用するなど、多様な素材を取り入れた。

 オーガビッツに加え、日本環境設計が手掛ける繊維の再利用事業「ブリング」のリサイクルダウンといったエコ素材の活用にも力を注ぐ。米国・ココナ社の吸水速乾繊維「37・5」とオーガビッツを組み合わせた素材も新規に提案する。