三陽商会「ラブレス」/大野陽平氏と協業商品/旗艦店でオブジェ展示

2020年02月28日 (金曜日)

 三陽商会が展開するセレクト業態「ラブレス」は、婦人ブランド「ヨウヘイ・オオノ」を手掛ける大野陽平デザイナーと協業した商品「ラブレス×ヨウヘイ・オオノ」の販売を3月7日から開始する。前日の6日には、旗艦店である「ラブレス青山」(東京都港区)で先行販売し、大野氏がデザインしたオブジェやスタイリングのポートレートなども展示する。

 ラブレスは昨年、設立15周年を迎えたことを機にコンセプトのリブランディングを実施。今回は、テーマの一つに掲げている“アート”(他社との協業による価値提案)の一環としてコラボを推し進めた。

 大野氏の特徴であるアートや建築、工業デザインから影響を受けたシルエットやユーモアのあるディテールを採用。カジュアルなオーバーコートやハイウエストパンツ、アシンメトリーなポンチョなどを提案する。

 大野氏は「デザイナーズブランドの服を気負って着るような感じではなく、いい意味で気負わず着られる“なんてことのない”デザインを心掛けた」としている。トラッドベースの協業商品は日常的に着用できるウエアで、快適性にも配慮したと言う。「ヨウヘイ・オオノ」のオリジナル商品もラブレス青山で販売する。

〈プラ買い物バッグ廃止/三陽商会〉

 三陽商会は3月1日からプラスチック製ショッピングバッグの使用を廃止する。紙製のショッピングバッグに切り替える。同社のサステイナブルアクションプラン「アース・トゥ・ウエア」の環境に配慮した活動の一環。

 紙製は森林認証紙を一部で使用し、今後同紙を順次広げていく。ショッピングバッグだけでなく、包装や値札などのワンウェイプラスチックも可能な限り再生可能な資源に置き換えるという。