クラボウ「スマートフィット」/ウエア以外のデバイス可能に/新プラットフォームを開発

2020年04月21日 (火曜日)

 クラボウは暑熱環境下での作業リスク対策を支援するシステム「スマートフィット・フォー・ワーク」で従来の専用シャツ型以外にリストウオッチ型やイヤークリップ型など多彩なウエアラブルデバイスを選択できる新サービスを5月中旬から開始する。

 同社は2018年から建設業や運輸業、製造業などに熱中症など暑熱環境下での作業リスク対策サービスとしてスマートフィット・フォー・ワークを提供している。これまではシャツ型ウエアラブルデバイスを使用していたが、作業内容によってはシャツ型が適さない場合もあり、他の形態のデバイスを求めるニーズが高まっていた。これを受けて、連携先企業が展開しているリストウオッチ型やイヤークリップ型などさまざまなウエアラブルデバイスに対応した新たなプラットフォームを開発した。

 新プラットフォームによりデバイスの種類を問わずに高精度なリスク評価サービスが利用可能になるほか、異なる形態のデバイスを使用しても同じ画面で一括管理が可能となる。また、IDカードとQRコード設定で簡単にデバイスの種類を切り替えることができる。これにより作業の内容や環境に合わせてデバイスを使い分けることが可能になった。

 サービス料金はシャツ型デバイスの場合は初期設定費用3万円、月額利用料6千円。シャツ型以外のデバイスを選択する場合は別途、要問合せ。