東洋紡/エアバッグ布で防護服/豊田合成・華利達服装と共同開発

2020年06月02日 (火曜日)

 東洋紡はこのほどエアバッグ用の基布を活用した防護服を豊田合成などと共同で開発した。豊田合成を通じ防護服200着を名古屋大学医学部附属病院(名古屋市)などの医療機関に提供した。

 東洋紡は豊田合成、縫製を手掛ける華利達服装集団(中国江蘇省)と共同で開発した。エアバッグ用に展開するナイロン66織物を導入。シリコンコーティングを施してあり空気を通さないため、防護服として着用できるほか、洗濯して繰り返し使うことができる。

 東洋紡は6月初旬にこの防護服を北里大学メディカルセンター(埼玉県北本市)、神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市)に50着ずつ提供する。