福井県に寄贈 コロナ検出キットを/東洋紡

2020年07月10日 (金曜日)

 東洋紡の敦賀バイオ研究所は7日、新型コロナウイルス検出キット「SARS―CoV2 Detection Kit」を福井県に寄贈した。日頃お世話になっている地域への感謝の意を込めた。

 このキットを使えば、これまで2時間半以上かかるのが一般的だった新型コロナウイルスの抽出から検出・測定までを最短で60分以内で実現できる。

 4月から敦賀バイオ工場で製造を開始。研究用試薬として全国の研究機関や大学の研究室、製薬メーカーの研究部門向けに販売しており、5月からは公的医療保険適用の対象となり、地方の衛生研究所や病院などでも使われているという。

 7日に福井県衛生環境研究センターにおいて、谷口和之センター長に東洋紡の荒川啄バイオ研究所長よりキットが手渡された。