繊維ニュース

ヤギ/3DCGを服作りに活用/TFLと産学連携で推進

2020年08月04日 (火曜日)

 ヤギは、ファッションスクールを運営するTFL(東京都渋谷区)と提携し、3次元(3D)CGを取り入れた服作りの普及を推進する。テキスタイルの販売でも、製品の完成イメージを提示しながら商談を行うなど、3Dの活用を進める。デジタル技術を駆使した新しいビジネスモデルの構築に、産学連携で取り組む。

 TFLが運営する東京ファッションテクノロジーラボは、デジタル技術を生かしてデザインやビジネスを創出する人材を育成している。対象を社会人に絞っているのが特徴で、既にファッション業界に勤める人がキャリアアップのため受講するケースが多いという。

 同社は、製品OEM/ODMなどで3D活用の提案を進め、3Dサンプル製作などの実務はTFLの「3Dモデリスト」のコースを卒業した技術者が担う。サンプル製作には、韓国の3Dモデリングソフト「CLO(クロ)」などを使用する。

 同社は、テキスタイルのEC(電子商取引)サイト「ファブリー」を運営している。生産面でもデジタル化を推進し、繊維事業の変革を図る。デジタルを活用し生産の無駄を省くことで、全社的に取り組むエシカル事業の強化につなげる狙いもある。

〈高品質のエシカル提案〉

 ヤギは7月29日から31日まで、東京都渋谷区で21春夏素材展示会を開いた。テーマの「シースルー」には、素材の透け感に加え、繊維の未来の見通しを示すという意味を込めた。グループ会社のイチメンとヴィオレッタの商材と合わせ、約210点を出品した。

 展示は、独自のエシカルテキスタイルシリーズ「フォレシカ」を前面に打ち出した。「レンチング エコヴェロ」特殊ビスコースとオーガニックコットンの組み合わせなど、サステイナビリティーに対応しながら品質も追求した生地を豊富にそろえた。