三陽商会/抗ウイルス加工の婦人服投入/室内干しや汗の臭い軽減

2020年09月09日 (水曜日)

 三陽商会は9日、婦人服の4ブランドで“抗ウイルス加工を施したカットソー”4型の販売を開始する。鉄イオン触媒の酸化力を利用した「ティオ・ティオプレミアム」という加工を採用。抗ウイルスや抗菌防臭性などに効果があり、暑さとウイルス対策が求められる今秋の商戦に向けて投入した。

 婦人服の「アマカ」「エヴェックス・バイ・クリツィア」「トランスワーク」「トゥービーシック」で各1型を提案。価格は1万3200~2万2千円で、各ブランドの実店舗と同社の直営オンラインストアで販売している。

 ティオ・ティオプレミアムは、サンワード商会(大阪市中央区)が展開する触媒技術で、産学連携の共同開発により誕生した。吸着・中和タイプの抗菌加工ではなく、酸素と反応する触媒反応サイクルを利用するため、長時間の抗ウイルス、抗菌防臭性が期待できる。