帝人フロンティア/備蓄用寝具を発売/コンパクトに梱包可能

2020年09月30日 (水曜日)

 帝人フロンティアは災害対策や感染予防での使用を想定し開発した軽量、コンパクトで梱包(こんぽう)や保存が可能な備蓄用寝具を30日から発売する。20年度で2千万円、23年度で3億円の販売を計画する。

 これまでインフルエンザなどの感染症が流行した場合、患者が使った寝具の洗浄が間に合わないといった状況が発生していたという。

 新型コロナウイルス禍でこうした事態がより深刻化しており、医療機関における寝具不足や感染リスクの軽減につながる寝具の開発が求められていた。

 これらを踏まえ、同社は備蓄スペースが小さく、長期保存ができ、応急の使用が可能なディスポーザブルタイプの備蓄用掛けふとん、敷きふとんを開発した。

 掛けふとんは側地がポリプロピレン100%、中ワタがポリエステル100%(うちリサイクルポリエステルが50%)、梱包サイズが直径13×長さ45センチ、敷きふとんは側地、中ワタとも掛けふとんと同じ、梱包サイズが19×42センチ。