三陽商会「クレストブリッジ」/原宿に初の複合路面店/オンライン接客を導入

2020年10月26日 (月曜日)

 三陽商会の「ブルーレーベル/ブラックレーベル・クレストブリッジ」は24日、初の複合路面店となる旗艦店「ブルーレーベル/ブラックレーベル・クレストブリッジ原宿本店」(東京都渋谷区)をオープンした。新型コロナウイルス禍を背景に、オンライン接客を導入し、11月末から接客特化型ライブコマースを開始。ショールーミング機能も備える。

 婦人のブルーレーベルは現在65店舗、紳士のブラックレーベルは70店舗を擁する。2015年にブランドが立ち上がって以来、ブランド初の複合路面店として「ブリティッシュインスピレーション、コンテンポラリースタイル」の世界観を表現する。売り場面積は約298平方㍍。原宿という土地柄を生かし、ワンピース、スカートなどの限定品を多くそろえる。

 店舗では接客特化型ライブコマース「ライブトルッテ」を導入。配信者側からの一方的な発信型と異なり、双方向型で、1人対1人のオンライン接客が可能。月1回の予定で、第1回目は11月末を予定する。

 オンラインストア限定商品23型も店頭に置き、試着できるようにした。オンラインストアを閲覧できるiPadを設置し、配送サービスも行う。同ブランドは「ネット販売は好調で、来春までに倍増させたい」と、リアルとネット通販の融合を図る。