東洋紡/高いバリア性が特徴/OPPフィルムで新製品

2021年02月05日 (金曜日)

 東洋紡はこのほどモノマテリアル(単一素材)の包装材を実現でき高いバリア性が特徴の二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムの新製品「DPO65」を開発した。3月中旬からサンプル出荷を開始し4月下旬からの発売を目指す。

 DPO65は単一素材で構成しながら高いバリア性や優れた加工特性、国際的な基準に適合する安全性など包装材に求められる機能を併せ持つOPPフィルム。

 モノマテリアルによる包材を設計できるため、プラスチックの再生利用が容易なほか、非塩素系の材料を使用しているため、リサイクルや焼却時に有害な塩素系ガスを発生しない。

 既にポリエステルフィルム「オリエステル」でモノマテリアル化を推進。今後はポリオレフィン素材でも環境に配慮した高機能フィルム製品のラインアップ拡充に取り組み、循環型経済の実現に貢献したいとしている。