東レ 「マックスペックV」/新型コロナへの抗ウイルス効果確認
2021年03月26日 (金曜日)
東レは抗ウイルステキスタイル「マックスペックV」で、新型コロナウイルス(SARS―CoV―2)による抗ウイルス試験を実施し、対象サンプルが同ウイルスの数を減少させる効果があることをこのほど確認した。
マックスペックVのテキスタイル表面に同ウイルスを付着させ、2時間後に残存しているウイルス数を計測したところ、他のエンベローブ型ウイルス(ATCCVR-1679)を使用した試験結果と同様に99・9%以上のウイルス数の減少を確認した。
工業洗濯50回後も同様の結果が得られ、耐久性も確認できた。今回の試験では、JIS規格の「繊維製品の抗ウイルス性試験方法」に準じて実施した。
今回の試験結果を踏まえ今後、接客服や介護衣料、学生服などのユニフォームへの企画提案を強化するとともに各種ユニフォーム、スポーツ、カジュアル、ファッション衣料、子供服へも用途を広げる。