サステファッションに変身/豊島とヘラルボニーが連携/ナナちゃん人形

2021年04月30日 (金曜日)

 名古屋のシンボル、巨大マネキンの「ナナちゃん」が27日夜、サステイナブル・ファッションに着替えた。豊島と障害者のアート作品を手掛けるヘラルボニー(岩手県盛岡市)が連携し、環境配慮やインクルーシブ(支え合う)社会実現への想いを込めた。

 ナナちゃんのバースデーウイーク(4月28日~5月11日)に合わせて実施。「アートと街と地球環境」をつなぐ接点を増やすという目的でナナちゃん人形を管理する名鉄百貨店が企画し、豊島とヘラルボニーが協力した。

 豊島はオーガニックコットン普及プロジェクト「オーガビッツ」からトルコ産のオーガニック綿「トゥルーコットン」を使った生地を提供。デザインはヘラルボニーに所属する作家の郁美さんが担当。完成したワンピースは色鮮やかなドット調の柄が特徴だ。

 豊島の溝口量久・執行役員営業企画室室長は「ナナちゃんはオーガニック綿とアート作品の組み合わせで最先端の洋服を着ている。見た人には名古屋の地からサステイナブルなファッションが発信されていることに誇りを持ってもらいたい」と話した。