豊島/スマートウエアの展示会/先端技術搭載の製品を紹介

2021年05月10日 (月曜日)

 豊島は、スマートウエア関連製品に特化した展示会「スマートウェアWEEK」を東京本社(千代田区)で開催している。Xenoma(東京都大田区)やミツフジ(京都府精華町)の新商品も交え、スマートウエアがある生活を身近に感じる活用事例を紹介する。来場者にスマート化のメリットを体感してもらうため、展示品の多くを使用体験できるようにしている。

 豊島は2017年から、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)からの出資を通じ、先端技術を持つベンチャー企業とスマートウエアの開発などを進めてきた。ファッションと先端技術を融合させ、「見守り」や健康増進など生活向上に貢献するビジネスの創出を図る。

 Xenomaが出品したスマートウエア「イースキン・エムスタイル」は、体の24カ所で電気刺激によって筋肉に負荷をかけ、20分で全身の筋トレを完了させる。5月から一般向けの販売を始めた。

 6月発売予定のスマートパジャマ「イースキン・スリープ&ラウンジ」は、睡眠状態を可視化する機能に加え、転倒検知・通知機能を搭載。離れて暮らす高齢の家族の見守り用に提案する。

 同社の製品では、歩行データを解析するツール「イースキン・ミーバレッツウォーク」も、歩行イベント向けに紹介する。

 ミツフジが夏ごろの発売を予定する「ハモンバンド」は、暑熱対策に特化した初のリストバンド型ウエアラブルデバイス。建設現場や学校体育など多様なシーンに対応する。

 これら2社以外の製品では、首筋の調温を迅速に行う「調温デバイス搭載インナー」を披露する。

 会期は14日までで、来場には事前予約が必要。